大人らしい赤々とした深みのある和柄作品「紅褄（べにつま）」。

多くのお客様よりご要望があり、今回正式に45種類の和柄に+1として入ることが決まりました。

紅褄のデザインが公表されたのは2018年4月頃。

ハードケースと帯あり手帳型ケースしか販売してない品揃えの中で販売開始されました。

そこから間も無くスマホリング、クリーナー、モバイルバッテリーなどの商品数増大により、和柄作品を絞る方針に。その選抜作業に紅褄は選ばれなかったという流れとなり、あれから5年の月日が流れました。

そんな中、本作を求めるお声は非常に多く、上記二点しか販売していないながらも、見つけては「強化ガラスケースはないですか？」「クリーナーはないですか？」などのご要望が絶えなかった事が復活の理由となります。

主に「褄」とは着物の裾角を言います。褄先や辻褄の語源としても知られる部位です。

着物の美しさは、この褄と辻がぴったりと合う所から始まります。それらを視覚的に捉え、着物の魅力はこの褄にあるのではないか、これを紫乃二夢の和柄として作品化すればより深みのあるものに仕上がるのではないかと考えたのがきっかけ。着物に和柄を入れた作品は数多くあれど、着物を、しかも褄の部分を和柄作品にするという試みは紫乃二夢だけだと思います。重なり合う布は深みを生み、その深みがエキゾチックを生むという、当時の作者からすると中々に纏まった作品であると自負した自信作でした。

紅い着物の褄をモチーフにした和柄は、美しい直線と繊細な模様が織りなす絶妙なバランスで、どんなシーンでも目を引く存在感を演出します。和柄全体を強調するデザインなので、存在感を持たせたい方にぴったり。上品な和のエッセンスを取り入れたいあなたにおすすめです。

今まで見たことがなかったという人も、そうでない人も、細部まで拘った一作をぜひお楽しみください。